大学の教員情報システムを更新していたところ、次のような説明を見つけました。
研究者番号に基づき、CiNii Articles ページ URLが自動的に表示されます。
CiNii Articlesのリンクは手動で探すものと思い込んでいましたが、研究者番号から機械的に生成できます。その仕組みを整理します。
研究者番号とは
科研費(KAKENHI)の申請・管理に使われる8桁の番号です。e-Radに登録された研究者に付与され、KAKENデータベースや各種研究者情報システムで研究者を一意に識別します。
例: 80802743
NII研究者IDとは
国立情報学研究所(NII)が管理する研究者識別子で、CiNii Articlesで使われます。研究者番号の先頭に 1000 を付けた13桁の数字です。
研究者番号: 80802743
NII研究者ID: 1000080802743
この変換ルールはCiNii Articlesのヘルプに記載されています。
CiNii ArticlesのURLを生成する
NII研究者IDを使うと、以下のURLで研究者の著作一覧ページにアクセスできます。
https://ci.nii.ac.jp/nrid/{NII研究者ID}
研究者番号 80802743 の場合:
https://ci.nii.ac.jp/nrid/1000080802743
Pythonで変換するなら1行です。
researcher_number = "80802743"
nii_id = f"1000{researcher_number}"
cinii_url = f"https://ci.nii.ac.jp/nrid/{nii_id}"
# → https://ci.nii.ac.jp/nrid/1000080802743
応用:教員情報システムへの自動入力
東京大学の教員情報編集フォーム(alaya)では ciniiArticles フィールドにこのURLを入力することで、公開ページにCiNii Articlesへのリンクが表示されます。
研究者番号はすでに別フィールド(researcherNumber)に入力されているので、同じ値からURLを導出できます。
KAKEN_ID = "80802743"
FILL_VALUES = {
"researcherNumber": KAKEN_ID,
"ciniiArticles": f"https://ci.nii.ac.jp/nrid/1000{KAKEN_ID}",
# ...
}
まとめ
| 項目 | 値の例 |
|---|---|
| 研究者番号(8桁) | 80802743 |
| NII研究者ID(13桁) | 1000080802743 |
| CiNii Articles URL | https://ci.nii.ac.jp/nrid/1000080802743 |
変換ルールさえ知っていれば、大量の研究者情報を一括処理するスクリプトでも活用できます。